矯正歯科

当院では、お子さんの矯正治療から一般矯正まで行っております。
小児矯正においては、お子さんの成長によって矯正するタイミングは違います。顎の成長につれて、歯の並び方も変わってきますので、親御さんの日々の歯磨きなどでお子さんの歯の様子を見てあげてください。定期検診においても、医院で確認する事はできますので、歯並びや噛み合わせ、発音などで気になる事があれば一度ご相談ください。
一般矯正においては、生活環境の中でどのように治療していくかも不安材料となりますので、治療計画や治療期間において、ストレスを軽減できるような形で治療を出来ればと考えております。
気になる事あれば、ご相談ください。

 

こんな方はご利用ください

 歯並びが気になる

 噛み合わせが悪い

 歯の間によく物がつまる

 発声がしにくい

 

小児矯正について

子どもの歯が萌出し始めた時、その位置がおかしいと将来の歯並びが心配になるのは自然な感情でしょう。そのためか、学校健診などに行くと小児期に歯列矯正を始めるこどもを見かけることが少なくありません。

こういった永久歯列完成前の小児矯正は1期治療とも言われています。これは、乳歯の生え変わりの時期(場合によっては乳歯列の時期)から歯列矯正を行い、「あご」の成長をコントロールし、きれいな歯並びを完成させようとの考えから行われてきたことです。そして、治療はできるだけ早く開始した方が良いとされ、治療期間としては永久歯列が完成し発育も終了するまでの観察が必要と言われてきました。かつてはこのように矯正治療によって「あご」の発育が矯正装置でコントロールできると信じられていました。

しかし、現在では数多くの研究結果から、一般的な矯正装置でのこのような発育のコントロールは不可能な場合が多いことがわかってきています。この小児期の歯列矯正が1期治療と言われてきたのは、永久歯列完成後に再度の治療(2期治療)が必要な場合がかなりの割合で生じるからです。この事実はとりもなおさず、矯正装置での「あご」の発育のコントロールが不可能であった証左とも考えられます。日本の矯正歯科医がその「お手本」としている米国の矯正歯科医を対象とした近年のアンケートでは、このような早期治療(2段階の治療)への反対意見は77%もあり、逆に賛成はわずか12%に過ぎなかったとの報告もあります1)

いまでは矯正治療の適切な開始時期は思春期頃、つまり永久歯が生えそろう時期がベストである場合が実は意外に多いと言えるでしょう。しかし、例外的に早期に始めた方が良いケースもあります。例えば前歯のかみあわせが上下反対になっている場合(非骨格性の反対咬合)、また、噛み合わせの高さを変えた方が良い場合、あるいは極端な歯の位置異常など、早めに開始した方がメリットのある場合もあります。

矯正装置、特に固定性の矯正装置や保定装置には虫歯の発生リスクを高めるという欠点があります。したがって不必要な期間まで矯正装置を装着すると、その後に、虫歯の多発という取り返しのつかないデメリットが生じます。

したがって、小児期に矯正治療を始めるにあたっては、本当に今、それを始める必要があるのかどうかの見極めがきわめて重要になります。

お子さんの歯並びが気になる方は当院まで一度ご相談ください。

引用文献
1)Madhavji,A.et.al: Attitudes, awareness, and barriers toward evidence-based practice in orthodontics.Am J Orthod Dentofacial Orthop. 140 309-316 2011

引用文献はこちらから>>

 

一般矯正について

矯正治療を検討されている方は、さまざまな不安を抱えていらっしゃると思います。矯正治療を開始する時期も含め、様々な生活環境の中でどう治療していくかも不安材料の一つかと思います。
当院では、不安に感じる点について、初診時に問診票を記入して頂いております。問診表に基づいて、カウンセリングを実施しながら治療計画を丁寧に行っております。治療を行う事によって生じるリスクや治療に関わる注意点などもお伝え致します。治療前には、十分に矯正治療の概要を理解頂いてから、治療に対する不安を払拭して頂けるように取り組んでおります。

 

治療を開始してから

矯正治療は長期に渡る治療になります。
顎や歯並びの状態はゆっくりと変化する為、毎日の生活の中で変化に気づきにくいものです。
当院では、治療開始前はもちろん、定期的にお口の中の写真撮影を行い、歯並びの変化を患者さんに感じて頂けるようにしています。

 

矯正治療の流れ

1.初診相談・診査
治療の必要性や適切な治療の開始時期について説明します。
2.診断・治療計画説明
診断書を作成し、治療計画の説明をします。
3.治療開始
装置を装着するタイミングなど、治療の進め方は症状によって異なります。
4.装置装着
通常は3~6週間に1回のペ-スで通院が必要となります。※治療の段階によって、通院頻度は異なります。
5.保定
装置が取れた後の歯は、何もしなければ少しずつ動いてしまいます。
動かした歯を支える骨や歯周組織が安定するまで、保定装置(リテーナー)を装着します。

料金(税込)

🦷小児矯正1期
料金 ¥55,000~¥165,000
治療期間目安 1年半~2年
治療回数目安 24回~36回
治療内容 永久歯列完成前に行う矯正治療です。
取り外し可能な装置や部分的な装置を使用します。
リスク・副作用 個人差によって異なりますが矯正装置を
付ける事により慣れるまでの不快感や金属アレルギー
(矯正装置は金属のため)などの発症リスクがございます。
治療のリスクや治療計画などしっかりご説明
ご相談をさせていただきお子さまに合う治療方法を
ご提供させていただきます。
🦷小児矯正2期
料金 ¥418,000~¥605,000
治療期間目安 1年半~2年
治療回数目安 12回~24回
治療内容 マルチブラケット装置を使用して
上下全顎の歯列を矯正します。
リスク・副作用 個人差によって異なりますが矯正装置を
付ける事により慣れるまでの不快感や金属アレルギー
(矯正装置は金属のため)などの発症リスクがございます。
治療のリスクや治療計画などしっかりご説明
ご相談をさせていただきお子さまに合う治療方法を
ご提供させていただきます。
🦷保定期間
料金 ¥33,000~¥66,000
治療期間目安 1年半~2年
治療回数目安 6回~12回
治療内容 3ヶ月に1回程度です。
期間は状態によって変化します。
リスク・副作用 個人差によって異なりますが矯正装置を
付ける事により慣れるまでの不快感や金属アレルギー
(矯正装置は金属のため)などの発症リスクがございます。
治療のリスクや治療計画などしっかりご説明
ご相談をさせていただきお子さまに合う治療方法を
ご提供させていただきます。
🦷M.T.M(部分的な矯正)
料金 ¥5,000~¥15,000
治療期間目安 半年~2年
治療回数目安 6回~12回
治療内容 部分的に装置を付けて少数の歯を動かす矯正治療です。
リスク・副作用 慣れるまで違和感や痛みを感じる場合がございます。
治療のリスクや治療計画などしっかりご説明・ご相談を
させていただき患者さまに合う治療方法をご提供させて
いただきます。

よくある質問

1.痛くないのですか?
院内での治療中は全く痛みはありません。しかし、装置が入って約半日くらいすると歯がうくような、 硬いものが咬みづらいといった鈍い痛みがでてきます。人によって様々ですが、 だいたい3~4日で消えてしまいます。この間はあまり硬いものを食べないほうがよいでしょう。もちろん、当院でお渡しした痛み止めを飲めば治ります。
2.治療のために歯を抜くことがあると聞いたのですが。
歯の大きさとあごの大きさに差がなければ、抜く必要はありません。実際、抜かないで治療する人の方が多いくらいです。しかし、極端に歯の方が大きすぎたりあごの方が小さいのに抜かないで治療すると、そのしわ寄せが前歯を前傾させて、口元がかえって悪くなってしまいます。
3.治療期間はどのくらいですか?
歯は口の中で見えている部分よりももっと長い根を持っています。この歯根を硬い骨の中で動かすのですから、時間がかかります。歯を動かすと言うよりも、歯が埋まっている骨の形を少しずつ変化させている、と言ったほうが適切です。したがって、 骨のがっしりした方 、歯根の短い方では、そうでない方より、動きはよいでしょう。通常1年半から3年位かかります。その後、後戻りを防ぐため保定治療を行います。
4.話しづらくなりませんか?
歯の裏側から治療をする時、特にラ行、サ行、タ行の音が出にくく感じられます。 約2週間位で慣れてきます。
5.治療するのに年齢制限はあるのですか?
歯を支えている歯周組織が健康であれば高齢の方でも治療をされる方はたくさんいらっしゃいます。

 

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